学生が16時間断食をしてはいけない理由！高校生や中学生が受ける体のリスク

成長期の体は、大人とは違って栄養がとても大事。

無理に断食すると、体型どころか健康や集中力まで影響することがあります。

でも安心してください。

この記事では、学生は16時間断食をしていいのか？という疑問に答え、学生でも安全に体型を整えるためのポイントをわかりやすく解説します。

学生が16時間断食をしてはいけない理由

学生（中学生・高校生）は、成長期のため 16時間断食はおすすめできません。

体と心の発達に必要な栄養が不足し、健康を損なうリスクがあるからです。

成長期の体は、大人よりも多くの栄養とエネルギーを必要とします。

文部科学省や小児科学会でも、成長期の過度な食事制限は貧血・月経不順・骨密度低下・集中力の低下・疲労感などを引き起こすと注意喚起しています。

つまり、空腹の時間を無理に長くすると、体づくりに必要な材料が足りなくなってしまうんですね。

成長期の体は「建築中の家」のようなもの。
木材（タンパク質）、釘（ミネラル）、電気配線（脂質や糖質）…どれも毎日必要です。

もし材料が足りない状態が続けば、家の工事が止まったり、弱い部分ができてしまいますよね。

16時間断食は「材料を入れる時間を16時間ストップする」ようなものなので、建築中の家には向いていない、というイメージです。

中学生・高校生の体が16時間断食で受けるリスク

成長期の中学生・高校生が16時間断食をすると、身体の大切な成長やホルモンバランス、骨の強さなどに悪影響が出る可能性が高いです。

特に10代は、身体が一気に変化する大切な時期。

食事を長く空けると、次のような問題が起きやすくなります。

成長真っ只中の中学生・高校生は、ダイエットや体型への憧れがあっても、16時間断食のような食べない時間を長くとる断食は、大切な成長や将来の健康を犠牲にする可能性があります。

安全に体型を整えたい学生がやるべきこと

学生さんが体型を整えたいときは、食べない時間を増やすことではなく、ちゃんと食べながら整える方法が一番安全で、効果も長く続きます。

成長期の体は、大人以上にエネルギー・たんぱく質・カルシウムなどが必要です。

そこで、学生が体型を整えるときは、次のような安全で無理のない方法がベストです。

中学生や高校生は、成長するためにずっとエネルギーを必要としている時期です。

この状態で食べない時間が長くなると、体が飢餓状態だと勘違いし、命を守るために脂肪をためることを優先するようになるので、逆に太りやすくなってしまいます。

ですので、食事を抜くことより、しっかり食べながら食事の内容を見直したり、運動を取り入れたり、睡眠をしっかりとることを意識しましょう。

成長途中の学生には16時間断食は向いていない

中学生・高校生の体はまだ成長途中。

無理に16時間断食をすると、脂肪ではなく筋肉や骨の材料を消費してしまったり、体のリズムが乱れて太りやすくなることもあります。

大人とは違い、エネルギーや栄養が不足すると体型だけでなく健康や集中力にも影響します。

安全に体型を整えたい学生は、無理な断食ではなく、バランスの良い食事と運動、生活リズムの改善が一番の近道です。

少しずつ、自分に合った健康習慣を始めてみてくださいね。